甲子園の球児たちに学ぶ「熱意」の力

夏の風物詩でもあり、私たちにとってなじみが深いものと言えば

やはり「甲子園」かもしれません。

 

野球に興味のある人であれば自ずとチェックしたくなるでしょうし、

自分の母校が参加していれば応援しようという気持ちになりますよね。

そして、たまたまテレビをつけて甲子園の実況を見ると、

なぜだか見入ってしまいます。

甲子園には不思議な魅力があります。

 

高校野球の選手たちが一瞬一瞬に全力を注ぐ、

そのひたむきな姿勢は私たちの心を打ちます。

 

そして、試合の展開は予測不能で、

劇的な逆転劇や思わぬ敗退がしばしば起こり興奮を与えてくれます。

 

さらに、負けた選手たちの涙や、試合後の健闘を称え合う姿は感動的です。

選手たちの姿を見て、自分の青春時代や故郷を思い出す人も多いでしょう。

 

私はここに「熱意」の力強さを感じます。

 

何か説明したり、伝えたりするのが上手な人にはどんな特徴があるでしょう。

適切に情報や数字を提示できたり、根回しが上手だったり、

人好きのする魅力を持っていたりといろんなタイプがいますよね。

 

でも、最も人の心を揺さぶり動かすことができるのは

「熱意ある人」ではないでしょうか。

 

熱意のある人は周囲を巻き込んで、

さらに熱を帯び大きなうねりを生み出すことができます。

 

それはその人の物事に対する意気込みの強さが、

周囲を感動させ感化させるだけのエネルギーがあるからだといえます。

 

熱意は“命の輝き”とも表現できるもので、

自分の人生(持てる全て)を使って何が何でも成し遂げようと

打ち込む姿勢にそのエネルギーの核があります。

 

例えば、想像してみて下さい。

先述した、甲子園を目指して一生懸命野球に打ち込む球児たちの姿を。

 

たとえ野球にそこまで興味がなくても、何故か応援したい気持ちになりますよね。

これが熱意「エンスージアズム」の魔力ではないでしょうか。

 

エンスージアズムとは、直訳すると“意識の転送”とされます。

普通、考えたり思っているだけでは人の意識は相手に伝わりません。

しかし、強く願い、望み、行動を起こすと、

不思議と想いが伝播し共感を覚えてしまいますよね。

 

このエンスージアズムを孕んだ熱意の影響力はとても強く、

周囲の身近な人たちの協力から始まり、

離れていて耳にした人たちの助力、

ひいては世間までをも動かすケースも少なくありません。

こうなるともはや、社会全体のモーメントにまで発展していくでしょう。

 

甲子園を観戦しながら私は思います。

 

熱意は年齢や性別、国や環境も越えて

共感できる素晴らしいコミュニケーション要素なのではないかな、と。

 

応援する球児たちの姿に、逆に励まされながら

夏の暑さに負けずに熱意をもって仕事に励みたいものですね。

 

暑中お見舞い申し上げます。

 

#夏の甲子園 #熱意 #高校球児

(和田直也)

コンタクト

ご相談・ご質問等がございましたら、お気軽にお問合せください。

お問い合わせ