日本ウミガメ協議会 7、8月のご報告

いつも楠原海事法務事務所のHPにご訪問頂きありがとうございます。
 
当事務所では、多種多様な生き物との共存SDGsの一環のとして、
2023年4月よりNPO法人 日本ウミガメ協議会へ入会いたしました。
 
■日本ウミガメ協議会 公式HP
 
これまで海事法務事務所として、海上での工事作業やイベント等、多くのご支援をさせて頂いておりますが、
海を利用するにあたり、海洋生物との関係は切っても切り離せないものだと考えております。
 
今回はその7、8月のご報告をさせて頂きたいとおもいます。

●全国のウミガメ情報(上陸・産卵)

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屋久島基地より(7/11)

先日屋久島いなか浜に上陸産卵した個体に標識が付いていました。

番号を照会したところ2017年にELNA(認定NPO法人エバーラステイング・ネイチャー)

によって装着された標識でした。

 

2017/4/17 千葉県館山市で混獲、生存混獲、2017/4/18 南房総市根本から放流、

標準直甲長71.8cm、2024/07/05 屋久島永田いなか浜に上陸産卵、

標準直甲長 82.7cm、2017年・2024年いずれの記録にもフジツボが多数付着しているのを確認しました。 

事務局より:詳細はELNAのホームページにも掲載されていますので、どうぞご覧ください。

 

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高知県 四万十市より(7/16)

四万十市平野浜・海亀上陸・産卵。

足跡幅約90cm・四肢左後ろが欠損・いったん流れの中に入り、3か所掘っているが断念。

帰海の途中で産卵していた。

全く砂の盛り上げは無く、約10cmで卵が出てきた。

4cm・124個中、3個が割れていた。

そのままでは砂浜の無くなる場所のため、高台に移植。

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高知県 四万十市より(8/6)

6月9日産卵の、大岐浜1号が孵化脱出しました。

自然脱出14匹、表層部の調査で12匹が旅立ちました。

 

以上となります。

 

今後ともウミガメの調査・研究結果をもとに

効果的なウミガメの保全を考えていきたいと思います。

 

#日本ウミガメ協議会 #SDGs #楠原海事法務事務所

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