日本ウミガメ協議会 取り組みのご報告(9月初旬)

いつも楠原海事法務事務所のHPにご訪問頂きありがとうございます。

 

当事務所では、多種多様な生き物との共存SDGsの一環のとして、

2023年4月よりNPO法人 日本ウミガメ協議会へ入会いたしました。

 

日本ウミガメ協議会 公式HP

日本ウミガメ協議会トップ (umigame.org)

 

これまで海事法務事務所として、海上での工事作業やイベント等、多くのご支援をさせて頂いておりますが、

海を利用するにあたり、海洋生物との関係は切っても切り離せないものだと考えております。

今回はその近況のご報告をさせて頂きたいと思います。

  • 全国のウミガメ情報(上陸・産卵)

毎日新聞より(8/30)

 

ウミガメ保護にロボット活用へ 

産卵期の上陸、カメラで確認 千葉 / 白子海岸(千葉県白子町)で市民団体が実施している

アカウミガメの保護活動を、ロボットを活用して後押しする実証実験が28日、公開された。

会員の高齢化を背景に、ロボット搭載のカメラを用いてカメの上陸を確認するパトロールなどに役立てる。

早ければ、来年の実用化を目指す。

 

実験には「九十九里浜の自然を守る会」(猿田勇会長、会員54人)と、

同会事務局を務める同町、コンサルティング会社「Suzak」(東京都新宿区、田口直樹社長)、

ロボットを提供した「REACT」(宇都宮市、中村克社長)が参加。

ロボットは、自走式の無人搬送車を使った。

守る会は1999年に設立。カメの上陸や産卵、ふ化の観察などの活動をしてきた。

産卵時期の5~8月、担当者が毎日午前5時から3時間程度で約6キロを歩いて調査。

足跡を見つけると、ピンポン球大の卵の有無を確認し、看板や柵を設けて保護を呼びかける。

今年は2カ所で計約300個の産卵があり、9月10日以降にふ化の見通し。

しかし、活動を続けるには要員の確保が難しく、体力的な負担も大きい。

猿田会長が71歳となり、継続する方法についてS社に相談したという。

 

この日は、砂浜にコースを設定してロボットの自動走行を試行。

カメが上陸後の足跡を想定し、カメラで捉えて映像を送信。

人間の操作によって走行を止め、駆けつける――という流れを検証した。

今後は、AI(人工知能)が足跡を確認して送信する技術や、

資金集めなどプロジェクトの仕組み作りに力を入れるという。

猿田会長は「ロボットの活用を実用化し、ウミガメの保護活動を後世につなぎたい」と話した。

 

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 読売新聞より(9/4)

 

ウミガメの子を救出 砂浜調査の小学生たち…

静岡・下田市 / 静岡県下田市で9月4日、

砂浜でアカウミガメの産卵床跡の調査をしていた水族館職員と小学生が、

孵化(ふか)後、砂の中に取り残され、

10日以上地上に出ることができなかったとみられる子ガメ1匹を偶然見つけ、海に放った。

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以上となります。

 

今後ともウミガメの調査・研究結果をもとに

効果的なウミガメの保全を考えていきたいと思います。

 

#日本ウミガメ協議会 #SDGs #楠原海事法務事務所

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